夜行バスで京都駅に降り立ったのが午前5時30分。

 午前中だけは時間が使えるので秋の京都散策と洒落た。

 時間が限られているので選択が重要だ。

 寒気の中、駅構内をうろうろして、案内チラシなどを手にとりつつ考えた。

 JR京都駅からひと駅、東福寺に決めた。本当は泉涌寺が本命だったのだが、結果からいうと時間切れでいけなかった。

 7時半東福寺の入り口までやってくるが8時からだとつれない。

 そこでまたうろうろ歩く。すると、雪舟が作った庭のある禅寺があった。何と拝観中という。

 それで、上がらせていただいた。住職さんが、「早くきはる人が寒くてかわいそうだから」と言われたのに感激した。

 さらに感激したのが、奥の部屋に、何とこのご真影を見つけたことだ。

 五箇条の御誓文の発布から140年。明治の近代国家建設の原点を顧みる今年、京都の地で思いもかけずに行き着いた 明治大帝のお姿に接することができたのは、何か偶然ではないものを感じた。

 謹んで、撮影した。