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2011年8月19日 (金)

「福島の現状は「国による風評被害だ」と訴える高田純教授」 産経新聞より

放射線の専門家が激白シンポ「一部メディアの過剰反応に異議あり!」2011.8.15 07:00

 いまだに半径20キロ圏内の一般人立ち入り禁止が続く東京電力福島第1原発の事故。菅直人首相が4月に「10~20年、原発周辺には住めない」と発言したとされ批判を浴びたが、週刊誌などでは同様の主張が展開され続けている。この状況に、世界の核被災地を現地調査した放射線防護の専門家が「一部メディアによる福島県の人たちを混乱させ、心配させる報道には腹が立つ。ただ火のないところに煙は立たない。火をたいているのは日本政府だ」と声を上げた。

 都内で7月末に開かれた「福島支援シンポジウム」。東日本大震災後、何度も福島入りして調査にあたり、報告書「福島 嘘と真実」(医療科学社)も発行している札幌医科大の高田純教授が「東日本放射線衛生調査の報告」と題して基調講演に立った。

 「福島県民に放射線による健康被害はない、福島は必ず復興できる、というのが最初に報告したい調査結果です」と、まず結論を提示。続けて、政府の被災地に対する調査のずさんさに触れ、同県飯舘村民を半強制的に避難させた根拠は非常に怪しいと指摘し、「私はあの避難は“無計画的避難だ”と菅政権を非難しております」とボルテージを上げた。

 ビキニ水爆実験や旧ソ連の核実験、チェルノブイリ原発事故などによる数々の核被災地を現地調査してきた高田教授は、4月上旬に検査機器一式を抱えて札幌から福島に向かった。致死線量まで計測可能な個人線量計を持っての、覚悟を決めての調査だったが、原発周辺まで近づいても放射線量は予想外に低かった。「原発の門の前まで行ったが、累積被曝線量はたったの0・1ミリシーベルトと意外な結果だった。防護服を着る必要すらなかった」と報告する。


続き

続きの続き

行動派の科学者・高田純先生の行動力の源泉は何なのだろう、といつも思わされる。

致死量の放射線が調べられる測定器を持参して、福島原発まで行くという体を張った行動は、凡百の議論を吹き飛ばすパワーがある。


原発は怖い、放射線は怖い、と言っている学者であればあるほど、そういう「無謀」な事はしない。

遠くから、危ない危ないと危機感を煽っているのだ。


高田先生は、ホルミシス効果については語らない。そのことの専門家ではないためだろう。

低線量放射線が健康によいというホルミシス効果については、専門学会が立ち上がっており具体的な研究も進められている。

低線量でも蓄積されれば高線量と同じになるという仮説が政治の世界では支配的だが、先端の学問の世界ではもはや過去の学説になっているということだ。


世の中に絶対の安全は存在しない。リスクを如何に低減するかであるが、いくつもあるリスクを勘案考量して、より低いリスクを取っていくのが現実世界の道理ではないのか。


不用意な避難をさせた結果、何名もの方が命を落とされた。

勿論、その場に残っていれば「被曝」の恐れはあっただろう。しかし、「ただちに」命に別条があるほどの「被爆」の恐れはなかった。

とすれば、一体何のために「避難」をさせたのだろう。


「放射能」は怖い、とは、戦後長い間の「平和」教育によって刷り込まれてきた認識であるが、それは決して科学的なものではなかった。ただ、恐怖感を植え付けることにより、平衡感覚を麻痺させ、ある特定の教条的スローガンに左右されやすくするための準備に過ぎなかったのではないか。


そのため、ヒステリックで非科学的な、放射線恐怖症を発生させ、インテリと言われるような階層の人々の間に、差別感情さえ生みだしてしまったのだ。


ちなみに、これはイデオロギーの問題ではない。科学的な事実の問題である。

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