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2011年4月11日 (月)

新しい広島市長が誕生!  市民の選択は、秋葉路線の否定!!

広島市長選挙の投開票が終り一夜明けた。

松井一實     165,481票

豊田麻子     117,538票

大原邦夫      90,464票

桑田恭子      37,986票

大西 理      20,084票

前島 修      11,732票


結果、保守系候補の松井一實氏が堂々の当選である。

これは、戦後の広島市の歴史の中で、初めての保守系市長の誕生なのである。

広島市は、戦後66年にして、新しい歩みを始めることになる。

今年1月4日に、秋葉前市長が市長選不出馬表明をしてから俄に活発化した市長選挙の動きだった。

秋葉氏は、当初から豊田副市長を後釜にと考えていた節が見受けられる。

民主党が、豊田氏に市長選出馬を打診した時には、豊田氏はにべもなく断っていた。それを2月に入り男女共同参画を進める市民団体が後押しして出馬を決意した、という触れ込みで出馬宣言をした。

簡単に言うと、秋葉氏は自分の人気の陰りを実感し、自分の影響力を残すために息のかかった人物を後釜に据えようとした。自分の影が見えると「不利」になるから、当初は後継候補は出さない、と言い張っていた。

民主党が、国政の無茶苦茶ぶりで国民から愛想を尽かされつつある状況にあることから、民主党の申し出を蹴った。これも民主党の看板は「不利」になるからだといえるだろう。

そして、男女共同参画を進める市民グループであるが、これは秋葉市長をかついできた連中が大きく重なることを考えれば表裏一体の関係である。ただし、市民グループという衣をまとうことで秋葉色を隠そうとしたのだ。それもやはり「不利」になるからである。


幾重にも「不利」になる要素を隠しながら、つまり、実質的には市民を騙る内容を持ちながらもパフォーマンスを最大にしてそれを誤魔化し勝ち抜こうとしてきたわけだ。しかし、秋葉後継ということは隠せず、最後の最後で自らそれを露呈した。選挙戦の最後になって、実は自分はうそをついていました、といったに等しいわけだが、一つだけ効果があった。それは、この選挙は、秋葉市政12年への審判であり、秋葉路線が明確に否定されたという一事が明確になったことである。これは、広島市のために大変良いことであった。自分の仕事を継承して欲しいと、未練がましい繰り言が敗戦の弁で聴かれたが、それを受け入れることは、市民に対する裏切りになる。許容出来ることではなかろう。


また、メディアの敗北についても触れたい。広島県のマスコミ界を牛耳るのは70万部の紙数を誇る「中国新聞」だ。この紙メディアが左傾化していることはよく知られている。そして、市長選においても秋葉後継者に同情的で、保守系候補には常に冷笑を浴びせてきた。

一夜明けた今日の記事や社説を見ると、その負け惜しみと悔しがりがよくわかる。

松井候補は、組織で勝ったという「自公協力 組織選が奏功」という見出しを付けた。

当然、組織の力はあっただろ。しかし、組織の力というならば、「連合広島」という巨大労組を味方につけていた豊田氏はどうなるのか。公正に言うならば、組織対組織の激突で、保守の組織と公明党の組織の連合が、労組の連合広島に勝利した、ということになるだろう。しかし、それを言うのが嫌なのだと思われる。

勿論、ことはそう単純ではない無党派層と言われる人々、特定の政党を支持せず、特定の組織に属さない人々。ただし、政治的関心が低いわけではなく、自らの判断で票を入れる人々。

こう言ってしまうとカッコ良さ気な感じがするが、実のところピンキリといってよい。それは極端に能力の高い人が既存組織に陳腐さを感じて独立独歩であらゆることに独自の高度な見識を持ちそれを元に一票を行使する、というのがピンだとすれば、ただなんとなく生きていて取り立てて意見があるわけでなし、マスコミなどに流れている情報を無批判に受け止め影響される中で起こった自分の中の反応を独自の意見と勘違いして一票を行使する人がキリといえるだろうか。それはまだいい方で、本当に適当に生きている人、投票所に行かない人は、無党派層でさえない。選挙という社会現象に限定すればいないのと同じ効果しかもたらさないのだから。


無党派層という存在がじわじわと拡大していることは事実だが、組織の中にいる人間であってもそう簡単ではない。大体、組織とは人の集まりである。色々な理由で共に行動する単位であるわけだが、組織無くして社会は動かない。組織無くして高度な人間社会は1日たりとも機能することは出来ないことは自明である。だから比較的利害関係が近くなるというものである。ただし世の中にはボランティア組織のように、通常の利害で動いているのではない組織もある。更に言えば、家族も最小単位の組織である。人の織りなす人間社会そのものが組織である。

大原氏と松井氏という「保守系の分裂」は、マイナスに働く、と言われていた。

漁夫の利を得る豊田という構図、それは過去の秋葉選挙で繰り返された構図であるが、それが再現したといってもよい。松井陣営にとって決して良い要素ではなかったのだが、中国新聞は「自民党と公明党の徹底した組織戦が「トリプル選」で功を奏した」と書く。この新聞には、分析能力がないのか。


実は、いわゆる無党派層が大きく動いているのである。決して組織だけによる勝利ではない。明らかに市民が秋葉と秋葉後継にNOを突き付けたのだ。その事をきちんと見据えた上で、これからの新しい広島市政を注視していきたい。


中国新聞は、「現市政からの転換や変革を有権者に公約した新市長が、しがらみで市政を運営することがあってはならない」と御託宣を述べている。

公明党がしつこく「平和行政」を継承するように言っているが、このような「しがらみ」にとらわれては前進できないわけであるから、中国新聞は、秋葉「平和行政」からの転換をしっかりしているかどうかを良く監視し、「しがらみ」のない市政の実現を求めていくという表明と受け止めておこう。


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