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2011年1月21日 (金)

平成の皇太子とモンゴル   知ってますか?「皇太子殿下~皇位継承者としてのご覚悟~」 その2

 日本の隣国といえば、ロシア、北朝鮮、韓国、中国と、色々な厳しい問題のある国々ばかりとという印象は否めない。

 しかし、直接境を接した隣国ではないが、近隣の国として、モンゴルがある。大相撲を通してモンゴル出身力士も少なくないが、そうした面だけでなく、日本にとって重要な国なのである。

 ロシアと中国という厄介な隣国との関係を持つ我が国としても、モンゴルとの関係は地政学的にも日本にとって大きな意味があると言えるだろう。

 先般、「クロッシング」という北朝鮮から脱出する人々を描いた映画を観たが、北朝鮮国境を越えて中国に入り、中国から北の草原を抜けてモンゴルを経由して脱出するというルートを描いていた。クロッシングの主人公の少年は、中国とモンゴルの国境の鉄条網をくぐりぬけてモンゴル側への脱出に成功したが、寒い草原の中で凍え死んでしまうという結末を描いていた。南北に分断された朝鮮半島を繋ぐ橋渡し役としてのモンゴルという国の存在に目を見開かされた映画ではあった。

「皇太子殿下モンゴル国ご訪問」という一文を書いたのは、野村一成東宮大夫である。

皇太子殿下の側近である野村大夫は、平成19年7月10日~17日、日本モンゴル外交関係樹立35周年に際しモンゴル国を訪問された皇太子殿下の首席随員として随行された。

様々な興味深い話が紹介されているので、詳しくは是非とも本文をご一読願いたいわけだが、心に残るエピソードが紹介されている。

「モンゴルは雨がとても少ないところで、年間降雨量が日本の一日分位しかありません。ですから、雨は非常に貴重で、大地に緑をもたらし、家畜を肥やし、民族が命をつなぐ源泉なのです。モンゴルでは、昔から「徳のある人は雨をもたらす」と言われ、客人が来た時に雨が降ると、恵みをもたらしてくれたといって感謝するそうです。」

「そして、殿下の地方ご訪問中、まさにそのようなことが繰り返しありました。殿下が行かれる場所では、その前に雨がザーッと降りまして、皆さん喜ばれるわけです。と同時に、雨が強く降っているときに殿下が来られたらどうしようという不安も起こる。ところが、いざ殿下をお迎えするときには、雨はすっかり上がっているわけです。地方の知事などの歓迎の言葉の中でも、そういったことについて触れられていましたが、そういう意味で、殿下は恵みの雨をもたらしてくれる、大変素晴らしいお客さんだということで、感謝されたということがございました。」


昭和天皇が、アメリカをご訪問になられた際に、どんなに天候が不順であっても、必ず晴れたということで「エンペラー・ウェザー」(天皇晴れ)と言われたというエピソードが思いだされる。

興味深いのは、その地において最も良いとされる天候がおとずれるということではなかろうか。晴れなら晴れ、雨なら雨、のような硬直した変化ではなく、その土地の人々が最もそうあれかしと願うことを実現されるということ。

日本の各地における行幸啓の際にもこうしたお天気の事は伺われる。

印象深く思いだされることとしては、今上陛下が皇太子殿下時代に、沖縄を訪問された際、台風が近づいて90%の確率で雨という天気予報にもかかわらず、殿下がご到着になる直前には雨が止み、お日様の光がさし、お立ち去りになるとまたどっと雨が降る、といった場面が何度もあった。


平成の皇太子殿下は、モンゴルにおいて、その御徳を十二分に発揮されたと言えるかも知れない。


更にこの一文では、ノモンハン事件のこと、抑留者の墓地への参拝、蒙古襲来とは別に両国の交流に関するお言葉など、本当に両国関係の奥の奥にまで手の届く交流活動の様子が知られる。


殿下のライフワークの水問題のお取り組みが生きる国でもある。


「新しいご公務」ということを巡りご発言をなされたことがあるが、皇太子殿下は、そのご行動によって具体的に新しい地平を拓いてこられているのだと感じられた。

それは、世界人類共通の水問題を通じて、世界の進運に寄与し、その一筋のテーマを応用しつつご公務を総べられていかれるというお姿である。これはまさに今上陛下が切り拓いたグローバリズムの時代における日本の皇室の在り方をさらに一歩発展させたお取り組みではないかと拝察される。


この素晴らしい皇太子殿下をいただくこの日本の国に生まれたことを喜べないのでは、バチがあたるな、と感じた。


第二部は、若手の記者によるエピソードだが、知られていない、だが本当に目開かされ心洗われる事実に満ちている。これは、読んで頂くより仕方がない。

皇太子殿下、万歳!

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