« NHKの「坂の上の雲」は、反戦番組か? | トップページ | 戯言 徳島県北部・震源地下50キロ・マグニチュード4.4 »

2011年1月 4日 (火)

3が日を過ぎて

あけましておめでとうございます。

元日から3日まで、お正月もあっという間に過ぎて行きます。

慌ただしい日常が帰って来ますが、ほっと一息つけたことは、これからの多難が予想される一年を迎えるに当たってせめてもの慰めであったかもしれません。


1月2日の一般参賀において、 天皇陛下におかせられては「今年がみなさん一人一人にとり、少しでもよい年となるよう願っています。年頭に当たり、世界の平安と人々の幸せを祈ります」と述べられました。


テレビで最初のお出ましの際の中継を拝して、胸が熱くなった。

陛下のお言葉の、「少しでも」という単語が心にかかった。今の状況の厳しさに思いを致され、本当に「少しでも」よい年になるようにとの、切実な思いを述べられたものと拝察された。

そして、もう一つ、世界の「平安」と述べられたことである。「平和」と意味としてはほとんど変わらない単語かもしれないが、「平安」という言葉には、「平和」という言葉よりもさらに深い祈りが感じられる。そしてまた、「世界平和」という余りにも汚い手垢にまみれてしまった言葉を避けられたのでは、という感じを抱いた。

また、「国民」という言葉を使はれずに、「みなさん一人一人」と目線を下げての言葉とされ、「人々の」という言葉には、世界中すべての人々との含意をくみ取ることが出来た。

まことに、今上陛下の深い祈りを感得出来るお言葉だった。

そんな事々しい受け取り方をしなくても、陛下の温容とお声の響きに、すべてが現れているというものではある。

政治の世界では、すでにさや当てが始まっている。

民主党にも、自民党にも、その他の政党にも、大した興味を抱くことが出来ない。

政治への関心は高くても、政党や個々の政治家への信頼は地に落ちたといっても過言ではない。

単純に、民主党批判をして溜飲を下げるだけでは無責任という点において民主党と何ら変わらない。

余りにも政治家一人一人が小粒になりすぎ、周辺諸国はもとより政治の世界において、日本の政治家はほとんど子供ではないかと思われる為体である。政界に人物が払底している。

しかし、それでも政治が機能しなければ日本の国家自体が早晩とんでもない危機に見舞われかねない危険水域に立ち至っている。それは誰もがわかっていながら、現在、手を拱いて見ていなければならないという現実はほとんど絶望という言葉そのままである。


危機感に立ち上がる人々もいるにはいるが、小粒であることに何ら変わりはなさそうな気配である。


新年早々、こんな悲観的な言葉ばかり書き連ねて、おまえはどうなのかと言われそうなのだが、希望的観測を排除して、国家生き残りのために国家としていかなる戦略が必要かを見極め、その中で自分が具体的に着手出来ることとをいかに結びつけるかが、当面の自分の課題であると思われる。


そんな大げさなことを、そんな特別な人間でもないものが何を言っているのかと、言われそうだが国を思う心に立場は関係ない。自分の今ある立場から切実に国を思い、自分が国家のために何が出来るのかを考えることは、大げさなことでも、特別なことでもない、国民として当たり前の心構えではないだろうか。

小さなことしか、いや、小さなことすらも出来ないかもしれない。特別な能力も識見もない力もない自分がどうにも出来ないことが時代の大きな流れかもしれない。しかし、たとえそうであっても、精一杯の真心を国家に捧げることは、何の意味がないと言われても、一人の人間として日本人として出来ることではないか。


今年は、本当に国家の浮沈に関わる事件が次々に起こると予想される。

国家として対処する機能が麻痺してしまうかもしれない。そのとき、一人一人の国民の思いが一つの綱として寄り合わせることによって、国家を引っ張る大綱としなければならない。

挙国一致という言葉への拒否感からはもはや卒業しなければならない。


漠然と日本人といって通じる時代から、これからは文字通り国籍を持っていても日本人とはとても言えない人々が激増することだろう。流入する外国人の土着化が進むことになるのかもしれない。日本に住んでいるというだけで日本人とは言えない、国籍を持っているということだけでは原住民としか認識されなくなる時代がやってくる。

そのとき、日本人であること、がいかなる変容を遂げてしまうのか。

独立を保つことが何よりも重要である。卵の殻が砕ければ中身は流れ出てしまう。もちろん、殻だけで中が空っぽでは意味はないわけだが。

|

« NHKの「坂の上の雲」は、反戦番組か? | トップページ | 戯言 徳島県北部・震源地下50キロ・マグニチュード4.4 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86795/50486715

この記事へのトラックバック一覧です: 3が日を過ぎて:

« NHKの「坂の上の雲」は、反戦番組か? | トップページ | 戯言 徳島県北部・震源地下50キロ・マグニチュード4.4 »