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2008年11月 5日 (水)

字の読める人は、読んでから批判しよう!田母神論文「日本は侵略国家だったのか」を

 現役の航空自衛隊幕僚長が、職務とは関係の無い、懸賞論文で最高賞を受賞し、その内容が問題とされ、更迭された。

 「日本は侵略国家であったのか」と題する論文で、一読して、この程度の内容で更迭されるのかと驚きを覚えた。

 先の大戦を日本の一方的な侵略戦争だとする、極端な主張が存在するが、それが政治的な問題とされ、今日に至っている。その極端な主張をする人々は、国内外に存在するが何らかの政治勢力と結びつき、中国などの場合には独裁政権の存立根拠とまでされているために、そうでなければならず、歴史事実の客観的検証ではなく、先ず結論があってそれに沿った牽強付会が為されるだけなのだ。

 思想・信条の自由、学問の自由が憲法上保障されているはずの我が国では、政府が特定の歴史認識を国民に押し付けることは間違いなく憲法違反であり、村山談話は憲法違反なのである。

 その憲法違反の村山談話に基づいて、政府批判でもない、職務機密漏洩でもない、私的な学問的研究成果を問題視され、更迭するとは、政府は自ら自由と民主主義を踏みにじったのであると言わざるを得ない。

 一つの思想を国民に押し付け、それに反する考え方をしたと政府が認定したら弾圧する、これを全体主義国家というのではないか。まるでオーウェンの1984を目の当たりにするようである。

 また、防衛省の内局のやり方は、それに輪をかけてとんでもないものだ。釈明の機会さえ与えない、検証の機会さえ設けない。最早何をかいわんや。

 歴史認識の議論を、国会で堂々とさせればよいではないか。そうしたダイナミズムのある国会論議が展開されてこそ、国民の叡智が試されるのではないか。フランス議会が共産主義黒書をまとめたように、中国黒書をまとめればよいのだ。今、世界規模で中国の毒入り製品が顰蹙を買っているが、これが、今に始まったことでない、ということをまとめていけばよいのである。アヘン戦争から始まった中国の植民地化と清朝崩壊後の混迷、中華人民共和国成立後の「大躍進」の悲劇、周辺諸国との度重なる戦争行為、核実験を民族浄化に利用した暴挙、枚挙に暇のない、人類史上稀なる中国という問題を、余すところ無く抉り出せばよいのだ。共産主義黒書のアジア・コミンテルン編を読み解いていけばよいのだ。

田母神氏の論文を、つまみ食いや、結論の一言だけを取り上げて問題視するのではなく、全体をきちっと読んで論評すべきであろう。知的に誠実な人物であれば必ずそうするだろう。これまでもほんの僅かな言葉尻を捕らえられて、失脚に追い込まれた政治家は枚挙に暇がない。しかし、今回は口が滑ったという問題ではない。きちっと論文として、誰でも読めるのだから、全体を読めばよいのだ。国民全体がきちっと読んだ上で、考えればよいのである。

日本は侵略国家であったのか田母神俊雄

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