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2008年4月 1日 (火)

なぜ北京はチベットへの弾圧を正当化するのか?

 現在進行形のチベット問題だが、ダライラマ14世が、今回の暴動について、中国兵が僧に扮して暴動を演出した可能性を示唆したという。

 半世紀に亘るチベット弾圧・宗教・文化・歴史・民族・言語、そしてチベット人の物理的抹殺を繰り返してきた中華人民共和国」が、北京オリンピックを前に、ガス抜きをして本番までに鎮圧しておこうとしたとしても、ありえないことではないと思われる。

 少しのきっかけで対中暴動に発展する可能性を常にもち続けているのがチベットであり、中国は帝国主義的な野心から、自らが受け入れられていないことを認めようとはしない。「祖国の統一」は正統なスローガンだが、中華人民共和国による侵略まで、歴史上中国の版図になったことのないチベットに対して「統一」を標榜するのは、「侵略」の正当化以外の何者でもない。

 更には、チベットを、チベット自治区に限定し、本来のチベットの領域を、四川省など隣接する諸省に分割しているのだ。

 現在進行形の虐殺行為。この人権弾圧国家・中国において、今、自由と平和の象徴でもある五輪の聖火がめぐっているというのは、皮肉以外の何者でもない。

 かつて、ヒットラーの主催したベルリンオリンピック。閉幕直後に、ナチスドイツは侵攻を始めた。中国の隠れもない軍拡は、西部太平洋をも覇権下に置こうとしている。原子力潜水艦、空母など海軍力増強は恐るべきものだ。中国の覇権意図を挫かない限り、世界に平和は招来しない。

 チベットの弾圧は、チベットだけの問題ではない。中国が覇権を広げていく過程において必ず生起する、現在及び近い将来の問題なのである。

 北京はチベットを沈黙させたいのだ。自らの覇権確立のために。中華思想の恐るべき実態は、決して対岸の火事ではないことを肝に銘じるべきである。

 韓国、台湾、フィリッピン、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、ビルマ、バングラディッシュ、インドと、海洋に開かれた国家の連携によって、中国の野望を挫かなければならない。

 

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