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2007年11月18日 (日)

なぎの葉

『「なきの葉」という言葉の入った和歌を調べてくれないか?』

携帯電話の向こうからの依頼。この間きまづい分かれ方をしてから久々の電話だった。

「なきのは、ですか?」

「万葉集か、古今集か・・・」

「わかりました。調べて見ます」

簡単に調べられるだろうと想ったが、やや手間取った。

藤原定家が、詠んでいた。

熊野に関係があるらしい。

「ちはやふる 熊野の宮の なぎの葉に 変らぬ千代の ためしをぞ折る」

常緑の喬木で、縁起のよい木なのだそうである。

電話をして、そのことを伝えた。

さて、調べてみると、色々なことが分かってくる。

縁結びの木 として、お守りとして売られている。

熊野速玉大社には、大きな天然記念物のなぎの木が生えている。平安神宮にもある。昔は葉っぱがお守りになていたらしい。

家紋にも「なぎの葉」がある。

「みくまのゝなぎの葉しだり降雪は 神のかけたるしでにぞ有らし」  源 実朝

「なぎの葉にみがける露のひや玉を むすぶの宮やひかりそふらん」 検校法親王

このような歌もある。

木の葉ひとつのことについても、何も知らない我が身を恥じつつ、木の葉ひとつに無限の思いを寄せ続けてこられた、遠い祖先の心を偲びつつ。


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