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2007年6月13日 (水)

なぜかハッスル、中川幹事長 歴代厚生大臣、厚生労働大臣の責任を追及?

 出口の無い大騒動に発展している、いわゆる「年金記録紛失問題」。5000万件もの宙に浮いたままの年金記録と、そのほかに、1430万件のコンピューターへのデータ未入力が発覚して、てんやわんやの大騒ぎとなっている。

 庶民としては、とりあえず自分の納めた分がきちんと記録されているのかの確認でおおわらわである。

 決して肩を持つわけではないが、歴代の厚生労働大臣、厚生大臣の責任追及は具体的にどのようにしようというのだろうか。監督不行き届き、といえば其の通りだが、年金の事務処理は、社会保険庁からすれば日常業務の中の日常業務であろう。それが、ここまで杜撰にされていたということが、内部で分からなかったはずはない。ずっと臭いものに蓋をしてきて、ここで一気にそのつけが明るみに出たわけだ。

 日常業務がきちんと処理されているかどうかの監督責任は最終的には大臣にまで行くだろうが、其の前段で監督すべき責任を有する人々が沢山いたはずである。社会保険庁長官は勿論、もっと下部にでも、問題が起こっていることを知り、かつそれを正す責任を有するものはいたはずである。問題が大きくなりすぎて、やれ大臣の責任だ、といっているが、日常業務の末端の監督責任、報告義務が果たされていなければどうにもならないだろう。

 社会保険庁は、官公労の強い役所だったとも言われている。日教組といい、親方日の丸で飯の食いっぱぐれはないという甘えが背景にあるのではないか。社会保険庁の職員の内、問題があることに気付いていなかったとすれば余りにも迂闊であるし、気付いていながら何らの対処もしなかったのなら更に問題である。色々なシステム上の問題を指摘し、あたかも社会保険庁の職員を庇うような、「識者」の発言もあるが、末端の職員が問題ありと発信する情報を受け取ることが出来ない責任者、また責任者の発信する指示を受け取らない末端の職員、という淀んだ組織でもなければ起こりようがない問題であろう。生活習慣病のように、末端にまで血液が行かずに壊疽を起した状態といえようか。

 もしこれが、自治労がしかけた安倍内閣への攻撃だとすれば、凄まじいものであるとはいえるだろう。「肉を切らせて骨を絶つ」、参議院選挙をターゲットにしかけたのだとすれば、よほど腹を括ったか、とも思われる。

 問題の波及する範囲が広すぎてほとんど国民の大半に及ぶものであり、内閣を吹っ飛ばすには強力すぎるほどの政治的な地雷であるが、転身の早い中川幹事長殿は、早速首相に見切りをつけて保身に走るとも取れる発言をしている。選挙の責任者は幹事長ではないのか、と言っても、地元でさえ勝てない幹事長に誰もそんな責任が果たせるとは思っていない。元々、総理を守る気などさらさらない人物なのだ、と思っていたが、あっさりと馬脚を顕してくれているところが面白いとはいえる。しかし、国民生活に直結する問題だけに、放置は許されない。それで毎日国会等ですったもんだしているわけだ。

 歴代内閣が知らぬ顔を決めてきた(あるいは本当に気付いていなかったか)問題が表に出た。しかし、当面の責任者はそれから逃げるわけにはいかない。安倍首相は正面から取り組んでいる。誰が取り組もうが困難な課題であり、恐らくこれまで数え切れない人々が問題に気付きながらも逃げていたに違いない。安倍首相は、本当に仕事をする人なのだと思う。

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