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2007年5月18日 (金)

赤ちゃんポスト 3歳男児が

 熊本の病院に設置された「赤ちゃんポスト」に、赤ちゃんならぬ3歳の男の子が預けられた。

 はじめから「想定外」ということで物議を醸している。男の子は既に片言を話し、自分の名前も親の名前も述べているという。また、福岡から新幹線で来た、と言っているということ、父親に「かくれんぼしよう」と言われて、それをそのまま信じているということ、などが伝わっている。

 母親ではなく、父親が預けに(捨てに)来たというところにも何か「あはれ」を誘うものがあり、「かくれんぼしよう」という言葉にも、「かなしみ」が感じられる。

 赤ちゃんポストという発案は、それで助けられる命があるなら、とも思われたが、やはり、親として自分の素性を明らかにした上で預けるというのが最低限のルールのように思われる。

 男の子が、「かくれんぼ」をしているつもりで、いつお父さんが見つけに来てくれるのか、と思っていると思うと憐れでならないし、「かくれんぼ」をしているお父さんを見つけると言い出すのかと思うとそれも悲しいことである。

 親子関係は人間関係の原点である。

 人の子の親となる身の誇りを、親となる人々が持って欲しい。

 今の日本の状態は、長い日本の歴史から見ても、かつてないほどの、人間としての資質が傷つけられた時代のように思われるのである。


<赤ちゃんポスト>初日に「3歳」男児が預けられる 熊本
5月15日9時5分配信 毎日新聞

 さまざまな事情で親が育てられない新生児を匿名で預かるとして、今月10日に国内で初めて熊本市の慈恵病院(蓮田太二理事長)で運用が始まった「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」に、運用開始初日の同日午後3時ごろ、3歳とみられる男児が預けられていたことが分かった。
 関係者の話によると、男児は自分の名前と、年齢を「3歳」と答えており「新幹線に乗って、お父さんと(病院に)来た」と話している。健康状態は良好だという。
 慈恵病院は、運用開始時点で「人権団体から赤ちゃんの人権に配慮し(公表について)非常に厳しい反対意見が寄せられている」として「ポスト」の利用状況については6カ月後に利用の有無と件数、性別と健康状態などについてのみ公表する方針だった。
 慈恵病院は15日午前、「もし(子供が預けられたのが)事実だとしても、そうでないとしても、医療人としてはコメントできない」とする蓮田理事長のコメントを出した。
 児童福祉法によると、監護する保護者がいない状態の児童(要保護児童)が発見された場合、警察などからの通告を受けて児童相談所が一時保護する。今回、3歳児が預けられたケースについて熊本県中央児童相談所は「個別事案は言えない」としたうえで「一般論としては、2カ月間ほど保護した後、保護者が名乗り出れば子供を返す。名乗り出ない場合は県内に12ある養護施設に移すことになる」と説明している。
 ◇厚労省「子供の置き去りは、本来許されない」
 厚生労働省は、赤ちゃんポストについて「設置自体は違法ではない」との見解を示しつつ「子供の置き去りは、本来許されない」と強調してきた。4月5日には各自治体に相談窓口の周知を促す通知を出したが、紹介しているのは全国31カ所にある「女性健康支援センター事業」など妊娠についての悩み相談が中心。幼児が置かれる事態は想定外だったことを物語る。担当者は「なぜ児童相談所に来てくれなかったのか」とため息をつく。
 預けられた男児は今後、児童相談所が一時保護したうえで、親元に帰すか、施設などで育てるかを決める。3歳児の場合、預かる施設は乳児院か児童養護施設になる。国は家庭に近い環境での子育てを目指し里親の拡充を進める方針だが、05年の調査では、里親に預けられる子供は1~2歳が最も多く、年が上がるにつれ委託数は下がってくる。【清水健二】

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