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2007年4月10日 (火)

戦略ミスは戦術ではカバーできない

 広島の市長選挙は現職の秋葉の圧勝となった。
 現職有利は世の常だが、追いすがる新人の戦略が如何にもなっていなかったといわざるを得ない。分裂を3度繰り返した自民党は、正に解党的出直しをしなければどうにもならないであろう。落選した柏村陣営は最初から読み違えがあったのではないか。

 大体、中川幹事長がなぜ柏村に声をかけたのかといえば、7月の参議院選で、子飼いの溝手と競合する柏村を排除するのが第一目的だったという勘繰りがある。それにしても、ここまで大負けするとは予想していなかったのではなかろうか。

 第3の候補、大原ははじめから現職の秋葉よりも、柏村をターゲットに運動を進めてきたように思われる。
 これも勘繰りになるが、現職の秋葉陣営が、大原立候補を焚き付け、柏村への批判の役割も含めて担わせたのではないか。そして今回は及ばなくても、次回秋葉を継ぐ形での応援の約束を取り付けたのではなかろうか。今後の流れを注視したいところだ。

 広島市長選挙を総括するならば、柏村は立候補したこと自体が間違いだった、ということになりそうだ。

 彼を知りて、己を知れば、百戦して殆うからず。
 彼を知らずして、己を知れば、一勝一負す。
 彼を知らず、己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し。

 柏村陣営は、この3行目だったといえよう。

 はじめに戦略が間違っていたら、どれほど現場で戦術的に超人的な努力をしようとも、大勢を挽回することは不可能である。

 広島では現職の自民党県議会議員が10名落選した。県の政界再編は必至であろう。

 民主党公認候補が4人当選した。民主党の基盤が地方政界に次第に根を下ろしつつあることを象徴しているようにも思える。

 そして、公明党は議席こそ守ったものの得票数を軒並み落とした。限界を露呈した観がある。

 だからといって自民党全体が駄目だというのではない。圧倒的な勝利をした候補も少なくないからである。また、無所属新人の中にも明らかな保守系当選者が散見される。

 時代の変わり目の選挙だったといえそうだ。第二ラウンドの結果を待ちたい。

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