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2006年12月17日 (日)

書店の散歩

 遠出から帰り、運転に疲れたからだをほぐすつもりで、大型書店に入る。

 散歩がてらに、最近の出版状況を見てあるく。

 硫黄島関連の本が目に付く。大東亜戦争末期の熾烈な戦いが見直されている。戦争はヒサンだ、などという戯言はここには入る余地がない。勇戦敢闘して本土防衛を果たそうとした硫黄島守備隊の将兵の英霊の思いが、六〇年余の今に蘇ってきたのである。これは本当に嬉しいことの一つだ。

 年末、手帳コーナーが設えられていて山となっている。どれも一長一短、自分にとって一番使いやすいものは何か、中々定まらない。年末までには購入しようと思っている。

 「ローマ世界の終焉」を見出した。塩野七生さんの「ローマ人の物語」が遂に完結となったわけだ。全15巻。大作と言って間違いない。文庫で読もうと思っているので、現在ハードカバー版では10巻に当たる「全ての道はローマに通ずる」までしか読んでいないが、次の巻からは哲学者皇帝のマルクス・アウレリウスの治世に入り、「終わりの始まり」となるのだが、ここから先が実のところ本当に読みたいところでもある。あと何年かけて出版するのかは分からないが、気長に待とうと思う。それでも我慢できなくなったら、先にこっそり読んでしまおうか。
 なぜ、ではなく、どのように、というアプローチで書いた「ローマ世界の終焉」に期待しつつ、もう少し待つ楽しみを満喫したい。

 「全文リットン報告書」という本があった。渡部昇一氏が解説を書いている。国際連盟から派遣されたリットン卿を委員長とする調査団の報告書は、これまで日本の中国「侵略」を非難したものだとばかり誤解されてきた。しかし、実は、当時の日本がおかれていた立場に深い理解を示したものでもあったのだ。

 戦前は結論部分の「満州国は認められない」という点で非難されて読まれず、戦後は結論部分のみを利用されて詳細な価値ある部分が封じ込められるようにして読まれなかったこの文書は、実に戦前・戦後を通じてよく読まれることなく過ごされてきた第一級資料であるといっていい。

 大体「リットン報告書」を読みたいと思っても、これまでは入手することが極めて困難だったのだ。重要な第一次資料であるにも関らず、入手さえできないというのでは話にならないわけだが、今回のこの出版で、昭和の歴史に大きな光が当てられることになった。

 このほかにも、大東亜戦争の見直しに関る書籍が散見されるようになったことは喜ばしいことではある。

 「人は見た目が9割」、耳に痛い言葉だ。そんな表題の本がベストセラー2位に入っている。

 漫然と背表紙を眺めながら歩くのは楽しい。本には色々な表情があるものだ。

 今日は連れて帰った本はなかった。

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