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2006年2月 7日 (火)

血迷った平泉学派の重鎮

諸君3月号に、皇學館大学名誉教授の田中卓氏が論文を書いた。「女系天皇で問題ありません」というものだ。
ざっと眼を通した。失礼な物言いになるが、歴史学の泰斗が聞いて呆れる。「耄碌爺の寝言」に過ぎない、というのが率直な感想だ。

平泉学派は、「皇国護持史観」であるとかねて聞き及んでいたが、平泉学派の面汚しだ。泉下で平泉先生は切歯扼腕していることだろう。

支離滅裂のアジ文に過ぎない。よくもまあ、恥ずかしげもなく、このような駄文を載せたものだ。

これまで、一定の敬意を払ってきたが、今後一切、やめる。蔵書も処分することにしよう。

自分は、氏の万分の一も学識はないかもしれないが、「女系」と「女帝」の違いを間違うことはない。

思えば、氏の文章に啓発されたことはついぞなかったことを思い出した。「維新の歌」を編集されたことだけはよしといえようが、維新の志士たちの前に恥じて死なねばならぬだろう。

突っ込みどころ満載の耄碌爺の蒙語録だが、ひとつだけ挙げておこう。

「試案として改定案(第一条)だけ示しておく。「皇位は日本国憲法(第2条)にもとづく世襲のもので、皇統に属する子孫がこれを継承する」これは天照大神の神勅を現代文に直しただけで、真の日本人なら誰も反対出来ないであろう」

天照大神と日本国憲法を同格に置く発想には、最早言葉を失うが、これが占領憲法との思想的対決に敗れ、取り込まれてしまった形骸だけの歴史学者のなれの果てであるとは、情けない限りだ。

ちなみに、現行皇室典範の第一条は次の通りだ。

「皇位は、皇統に属する男系の男子がこれを継承する」

明治の皇室典範の第一条は次の通りだ。

「大日本皇位は、祖宗の皇統にして男系の男子、之を継承す。」

この間に本質的な違いはないが、田中案は、わざわざ「日本国憲法」を持ってくる。気が触れているとしか思えない。最後に後醍醐天皇の「朕の新儀は未来の先例たるべし」との言葉を引いて、「心して拝聴せよ」というが、噴飯ものである。自らを後醍醐天皇になぞらえる神経はそうとうのものだ。全くの見当はずれという以外にはない。この人の文章には、品がない。そして何より祈りがない。

皇太子殿下御成婚の際、聖徳記念絵画館前において奉祝のつどいにお出まし頂いた両殿下のお姿を思い浮かべつつ、日の御子さまの一日も早い御降誕を熱祷するばかりである。

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