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2005年8月28日 (日)

第44回衆議院議員選挙の憂鬱

政治家の言うことなど、まともに聞いていられない世の中で、街頭で演説などしているのを見てせせら笑っているのもいいが、考えて見れば恐ろしいことではないか。

われわれは、われわれ自身の運命を、せせら笑っている対象にゆだねるのである。

せせら笑っているその笑いは、確実に自分に帰ってくるのである。

劇場選挙では、テレビへの露出度が多いほど有利であり、マスコミは、マスコミが作り出した思考停止の言語空間を逆手に取られるとどうにもならないことを露呈している。

小泉のパフォーマンス政治が優れているのか、マスコミが自分自身が使っている方法論には弱いということなのか。

しかし、真に恐ろしいのは、ポピュリズムである。

それは、衆愚政治を意味し、民主主義の末期症状である衆愚政治の次にくる政体は、独裁政治になりやすいからである。

独裁者は、民衆の圧倒的支持を受けて誕生するものである。

民衆の圧倒的支持があればきわめて強い権限を振るうことが出来るという教訓は、小泉首相が作ってしまった。

今回、小泉”自民党”がもし勝利するようなことがあれば、このポピュリズムが、日本の深部にまで入り込んだことを意味するだろう。

かといって、民主党が政権をとったならば、余りにも危険な要素が多すぎるのである。人権擁護法しかり、靖国問題しかり。

民主党は、蓑を着た革命政党であるが、小泉”自民党”も、多分にその要素を帯びてきたことが憂慮される。

つまり、今回の選挙戦では、どこが勝とうが、国民にとっては地獄への道しかない、ということになろう。

日本の世論は、時に微妙な選択をするという。今度も、公明党の跳梁跋扈を抑え、自民党の良識を回復させる状況が生まれ、民主党に風が吹かないという、「神風」が吹かないとも限らない。

日本人による、日本人のための、日本の改革の芽は、いわゆる郵政民営化造反組みの中にこそ多分にあると言えると思う。

小泉改革は、「自民党をぶっ壊す」だけでなく、「日本をぶっ壊す」ことになりかねない、というのが憂慮の原因なのだ。

軽薄に論じまわる気はさらさらないが、日本に迫る内憂外患の正体を見極める深慮こそが今必要であり、それに対する遠謀こそが練られねばならない時ではないか。

一億人前後の有権者の意思が、日本の将来を決することになる。
国政選挙とは、かくも厳粛な営みなのである。

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» 衆議移�鵝� [ウブドちゃん かく思う。]
 明日9/11は衆議移�鹽衂柴�任垢�笋亘榮���暗衂爾鬚靴討�泙后�2鵑料�鵑賄衂捨┐�紊�襪箸いν汁曚任垢�匐,虜△�藾�鷙イ�併笋呂曚箸鵑百�△呂△蠅泙擦鵝�陛�海任垢�忘2鵑鰐閏臈泙伴�嬰泙離泪縫絅侫Д好箸悗隆響曚砲弔い峠颪�泙后�匹舛蕕皀ぅ鵐拭璽優..... [続きを読む]

受信: 2005年9月10日 (土) 午後 04時14分

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