「世界がさばく東京裁判」復刊確定!
「世界がさばく東京裁判」復刊確定!だそうです。
終戦60周年目の8月15日、明成社から復刊です・・・!
外務省のお役人も、政治家のみなさんも、靖国神社のことや、東京裁判のこと、サンフランシスコ講和条約のことなどについて発言する前に、(恥をかかないために)この本を読んでおいた方がいいですよ〜。
これから、この本、きっとベストセラーになります!(根拠のない断定ですが・・・)
つまり、この本に書いてあることが、多数の国民が知ることになる、ということです。すると、惚けた発言をすると、すかさず突っ込みが入るようになりますよ。反論できないほど完膚なきまでに・・・。
個人の恥はどうでもいいことですが、外国交渉の前面に立つ責任者が恍惚では我が国の浮沈にかかわります。外交官試験の出題も考えて欲しいですね〜。せめて、パル判決書位は、必読の参考書にしては如何なものでしょう。
靖国神社の参拝に、国家として反対しているのは、中華人民共和国と大韓民国だけですよ。(北朝鮮はこの際度外視)世界190数カ国の中で、たったの2国。
参拝に理解を示すアジアの国も多いです。もっと言えば、自国の戦没者を大切に出来ない国は信頼されません。靖国神社には、世界中から要人の方も参拝に訪れています。
正論8月号の「中韓のごたくに誤魔化されるな!世界は靖国をこうみている」という論文には興味深い事実が沢山紹介されています。
「国家元首クラスでいえば、アルゼンチン共和国のフロンディシ大統領(昭和36年12月)を始め、昭和38年6月4日、国賓として来日したタイのプミポン国王夫妻が御内意をもって代理を参拝させたほか、昭和48年11月8日にはトンガ王国国王タウファアハウ・ツポウ4世同妃両陛下が参拝されている。昭和55年11月1日には、国家元首ではないが、チベット・ラマ教法王ダライ・ラマ14世が特に望んで参拝され、ソ連崩壊に伴い独立を回復したリトアニア共和国のアドルファス。スレジェバシス首相夫妻がやはり「日本の戦没者に敬意を表したい」という本人の強い希望で平成5年9月21日に参拝している。旧敵国であったロシアのエリツィン大統領も平成2年1月に参拝に訪れている。」
「首相・閣僚クラスでは、首相クラスが中華民国(台湾)、ミャンマー、トンガ王国、アゼルバイジャン共和国、閣僚クラスではミャンマー、トルコ、イタリア、チリ、ベトナム、インドネシア、パラオの7カ国が、正式に記帳のうえ参拝している(正式な記帳をしないで参拝した閣僚も多い)。」
「我が国に訪れる外国要人の数から考えれば決して多いとは言えないが、これは要人の日程を作成する外務省が、靖国神社参拝に対して消極的反対の立場をとっているからである。実際にアメリカのアイゼンハワー大統領が参拝して日本の戦没者に敬意を表したいと要望したのに対し、外務省が難色を示して潰れたことがあったと言われている。数年前も、インドネシアのある閣僚経験者が靖国神社参拝を要望して、外務省からアレンジを断られている。つまり参拝した要人たちはみな、外務省の消極的反対を押し切って自主的に靖国神社を訪れたのであり、我が国の戦没者に対する並々ならぬ敬意の現れとして積極的に受け止めるべきだと思うのである。」
「なお、その国を代表する外交官による参拝は、パナマ、コロンビア、西ドイツ、ベトナム、ペルー、ミャンマー、エジプト、スリランカ、フィンランド、イラン、スベロニア、チリ、インドの13カ国にのぼり、駐在武官による参拝も、アメリカ、ドイツ、イタリア、ブラジル、オーストラリア、パキスタン、イギリス、トルコ、ルーマニア、インド、マレーシア、イスラエル、ロシア、タイ、ポーランド、スイス、メキシコと、17カ国に及んでいる。」
こうみて見ると、アジアの国々が多いですね。中華民国もあるのですから、大陸の中国共産党政府だけを見て、中国人全てが反対しているなどと思うのもおろかな話です。
実際、中国の民主化運動の世界的ネットワークである「中国民主化運動海外連席会議」(魏京生代表)のアジア地域代表の相林氏の話を、上記の論文で紹介している。
「実は、日本に来るまで、靖国神社は『戦後、A級戦犯を祀る目的で作られた軍国主義賛美の施設だ』と教えられてきました。
ところが、実際にきてみると、明治維新でなくなられた方々をはじめとする国のための戦没者を祀っていることを知り、驚きました。私たち中国民主化運動に携わる者にとって、明治維新とは中国革命のモデルであり、維新の志士たちは尊敬の対象です。中国人からみれば、日露戦争はロシアの侵略から中国を守る戦いdした。ですから、私たちが尊敬する人々、そして中国を救ってくれた恩人が祀られているところ、それが靖国神社だとわかったのです。そこで、日本に来る中国民主化運動の同志たちを、私はたびたび靖国神社に連れていきます。そして、靖国神社は私たち民主化運動の恩人たちが祀られているところだと説明すると、みなびっくりして、丁重にお参りします。しかし、中国共産党政府は、靖国神社を軍国主義の施設だと教えていますから、一般の中国人たちもそう信じています」
さらに、意外な事実を紹介しています。
「戦後参拝した要人の数はアメリカが最も多い。特に在日米軍の幹部は頻繁に参拝に訪れている。同盟国として一朝有事に際して日本と共に戦うことを義務付けられた在日米軍の幹部たちが、日本の戦没者に対して敬意を表したいと考えるのは自然のことなのだろう」
左翼の中だけでなく、保守派の中にも反米感情は根強くあることは事実だが、靖国を蔑ろにする中国と、靖国を大切にするアメリカ、どちらが日本の友として相応しいかを考えれば、自明だと思われる。
「それだけに、日本の内政問題であるため、あからさまに公言はしないものの、日本の首相が中国政府の内政干渉に屈して参拝を取りやめていることに対する眼差しは厳しいものがある。ある在日米軍の将校の話によれば、中国との関係も重視する外交当局と違って、アメリカの国防総省(ペンタゴン)の中には、「靖国神社に参拝せず、自国の戦没者に敬意も表さない日本の首相の言うことなど信用できない。本気で国を守ろうと思っているならば、戦没者追悼を蔑ろにできるわけがない」という反発があり、だからこそ日本は同盟国として不適格だという意見も根強いという。」
この論文は、短いけれど読み応えがあります。是非全文を読んで頂きたいと思います。
ところで、この間、南太平洋・ソロモン諸島のケマケザ首相が7月10日に、靖国神社を参拝しました。
「日本ソロモン友好協会によると、ケマケザ首相は「日本とソロモン諸島の共通の文化は祖先に感謝すること。英霊が祭られている場所を拝見したい」と述べ、参拝を希望した」とのことです。
ソロモンの場所は、以下の通りです。
http://www2.gizo.net/solomon/travel/info/map/2map.html
http://www2.gizo.net/solomon/travel/info/map/1map.html
ソロモンの概要は以下の通りです。
http://www2.gizo.net/solomon/travel/info/shoukai.html
人口37万人の小さな南洋の国ですが、以下の通り、欧米列強の植民地支配の歴史を持つ国でもあります。
1568年スペイン人メンダナ、サンタ・イザベル島に来航
1893年英国、南ソロモン諸島領有を宣言
1900年英国、独より北ソロモン諸島を取得
1942年日本軍、ソロモン諸島を占有
1978年独立
日本の兵隊さんが沢山亡くなられたガダルカナル島に、この国の首都があります。
日本にとっても忘れられない国ではないかと思います。
その国の首相が、前述のような日本の外務省の反対などがあったと思われるにも拘らず、この時期、このときに靖国神社に参拝されたということは、日本及び日本国民への重要なメッセージではないかと思います。
ソロモンの首相に、ソロモンの人々に、このように言いたいですね。「ありがとうございました」と。
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コメント
始めまして、先日コメントを頂きましたBachです。時折、橘氏のBlogに立ち寄らせてもらっていますよ。靖国についても、正しい情報がいかにも少ないですね。私は、8月号は「諸君」の方を買ってしまいました(笑)。特集はやはり靖国でした。ところで、櫻井よしこさんが「GHQ作成の情報操作書『真相箱』の呪縛を解く」を小学館文庫から出されてましたから読んでみました。NHKラジオで流されたアメリカによるWar Guilt Information Programの一部をかいま見ることができました。内容は初めて見ました。こそくな、それでも現在にまで生きている呪縛とは・・・。恐ろしい限りですね。また、有益な情報をご提供下さい。楽しみにしています。
投稿: Bach | 2005年7月27日 (水) 午後 10時57分