2011/01/29

歌会始の儀への詠進歌  来年の御題は「岸」

 宮内庁は14日付で、来年の歌会始のお題を「岸」とする募集要領を発表した。1人1首、「岸」の字を使った未発表の自作に限る。
 書式は半紙(習字用)を横長に使い、右半分にお題と短歌、左半分に郵便番号、住所、電話番号、氏名(本名、ふりがな付き)、生年月日、職業を毛筆で縦書きし、山折りする。
 海外から応募する場合は用紙と筆記用具は自由(ただし用紙は半紙サイズの横長)。病気や障害などで自筆ができない場合は代筆やパソコンなどでの印字も認める。その際は別紙に自筆できない理由と、代筆の場合は代筆者の住所と氏名を記す。視覚障害者は点字での応募も可能。
 締め切りは9月30日(当日消印有効)。宛先は「〒100-8111 宮内庁」。封筒に「詠進歌」と書き添える。
 要領は宮内庁ホームページにも掲載している。

以上、産経新聞1月15日記事から転載

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 平成23年の詠進歌は20802首(選考対象)で、入選者の最高齢は鳥取市の農業、森本由子さん(76)で、最年少は兵庫県伊丹市の中学3年生、大西春花さん(14)、含め10名が選ばれ、佳作には17人が選ばれた。

 詠進歌には、陛下がお目通しをされると仄聞したことがある。

 天皇陛下は「しろしめす」。歌を通して私たち国民の心情をお汲み取り下さるのである。

 これは恐らく世界にも例がない。

 平成に入ってからの御題はとりわけ平易なものばかりである。

 「森」「風」「空」「波」「歌」「苗」「姿」「道」「青」「時」「草」「春」「町」「幸」「歩み」「笑み」「月」「火」「生」「光」

 御題を機縁として心を働かせて人生を顧み、体験を思い出し、吟味してみること。

 歌にすることでその感動は形を得て人に伝えることができる。

 この国家的な文化事業に、参画する人が一人でも多くなればよいと思う。

 自分は、今年は何首か作ってはみたものの、うっかり提出する期限を過ぎてしまって提出できなかった。

 この話をした母は、提出したと言っていた。

 

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2008/12/05

貞明皇后神祇御歌  その7

61、遠つ祖のいさをも見えて岩戸ひらき出でます光仰ぐうれしさ

62、み光はかがやきそめぬ天の原とよあし原の中つ国まで

63、日の神のひろき恵にうるほひて荒べる神の心やはらぐ

64、むらぎもの心にかかる雲もなし御裳裾川のながれ汲みてば

65、つたへ聞く天の岩戸も偲ばれて暁きよし伊勢の神垣

66、天の戸はのどかにあけて神路山杉の青葉に日影さす見ゆ

67、かぎりなき世を照らします天津日の光にまさる光あらめや

68、日の光よろづの物をやしなひて限り知られぬ恵なりけり

69、神風の伊勢の浜荻まねかねど慕ひよるらし四方の国々

70、大神はあはれみ給ひ彼方よりみ手をのばして迎へましけり

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貞明皇后神祇御歌  その6

51、千万のこと定めますみ心は限りしられぬ恵みなるらむ

52、朝夕に心やすまぬ我が身こそ神の油断をいましむるなれ

53、言の葉につらねかねたる我がこころ神知りませよ神知りまさむ

54、み光を仰がむ山は道遠し幾年ふともわれ進みとげむ

55、うるはしき神のみ心むつみ合ひてこの現世は成りいでにけり

56、あなかしこ神のいませば大八嶋たえず光はかがやきにけり

57、皇神の大み心をむねとしてつたへ来にけりあきつしま人

58、なつかしむ心によりて平らかに安くたもたば神いでまさむ

59、八百万の神のたたへし一笑ひ世のよろこびのもとにてあるらし

60、日のみ影さし出でましし喜びにます喜びはあらじとぞ思ふ

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貞明皇后神祇御歌  その5

41、見るたびに善の祓に悪の祓つぎつぎ遂げて全たきを思ふ

42、すぐれしと思へる子をもいさむるは善の祓の親ごころかな

43、大御身になべての罪を負ひまして禊しませる大神かしこ

44、雲霧も雨雪あられありながら晴るるは空のすがたなるらむ

45、嶋といふ嶋のかぎりを海といふうみをつつみてひろき大空

46、底までも心澄まさむまことより外には浮かぶもののなきまで

47、清らなる心の絵ぎぬくりひろげいざうつさなむ神のみ光

48、暗き明かき境も消えむみ光を心の池にひたにうつさば

49、神代より限り知られずつたへ来てきはまりなきは命なるらむ

50、言の葉にいひも及ばぬ心こそすめるみ空のすがたなるらめ

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貞明皇后神祇御歌  その4

31、祖も神孫も神にて中にあるわが身も神と聞くぞたふとき

32、大神のみたまのうちにありといへば苦しきことも慰まれけり

33、大みたま吾が身に下り宿りまし尽すまことをおしひろめませ

34、命ありて悩みもありと聞きしより心の雲は払はれにけり

35、荒き風さわがぬゆえかわが心をさまるためか浦静かなり

36、大前ををろがむ事も恥づかしな女の則ををさめ得ぬ身は

37、悔ゆるとも今は及ばじかけて祈る神の恵みにわれ生きんのみ

38、罪けがれいかなることも許します神の心のありがたきかな

39、安けしと心をよそに放ちなば人知らぬまに禍ぞ寄り来る

40、悪しきことも胸にいとはず留めおかば思はぬ方に善事と化らむ

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貞明皇后神祇御歌  その3

21、わが胸によきことなりと思ふとき行ふ事や神ながらなる

22、苦しみは幸の門出と喜びて如何なることをも務むべきかな

23、苦しさを与へましける幸なくばこの深き道いかで分くべき

24、大神の惠の雨のかからずば青人草のしげりやはする

25、よきが上によからしめますみ心と荒き風さへわれ思ひなす

26、彼方に境ありとし行けど行けど無くして元の道にかへりぬ

27、信仰の尊き柱築き立てし心の社ゆるがせはせじ

28、ゆるがぬと思ふものから日に月にみさとし重ね神いさめませ

29、み命をいただくものと覚ゆれば人も尊しわれもたふとし

30、遠つ祖み親のみたま宿しつつ身をおろそかに思ふべしやは

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貞明皇后神祇御歌  その2

11、あな楽しあな面白の心もてたゆまずうまず道すすまなむ

12、現し世を楽しむ教へ聞かせてむ嘆きにあかす人の多きを

13、異国のいかなる教へ入り来ても融かすがやがて大御国ぶり

14、キリストも釈迦も孔子も敬いひて拝む神の道ぞたふとき

15、神ながら思ほし召せることわりを悟り覚えて行はむかも

16、敷島のやまとの国を貫けるまことの道を進むたのしさ

17、われも人も命ある身を喜びて日ごとの業にいざいそしまむ

18、しばらくも已まず務むる神と共に我は励まむ道をふみつつ

19、雨に風に大みさとしを仰ぎつつ身に叶ひたること尽さまし

20、仕遂ぐべき事は難しと知りつつも猶たのまるる神の守りを

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貞明皇后神祇御歌  その1

1、あらたまの年の始に誓ふかな神ながらなる道をふまむと

2、わが心天をかけりぬ神ながら伝はる道のまこと聞きつつ

3、われにして吾にあらざる心地しぬ御国の建ちし精神ききつつ

4、この教へ聞きし時よりうるはしき心となりぬ物思ひなく

5、年頃の思ひとげにし喜びを神にささげて人につたへむ

6、おほけなき思ひはすれど来し方に覚えぬ今日の嬉しさにして

7、奥深き道のさやり戸あづさ弓射る矢にあきし今日の嬉しさ

8、さやり戸は開かれたれど香くはしき花かざすには道はるかなり

9、神ながら清明き心にたよらずばいかで吉事をひきあてましや

10、大神も助けますらむまこともちて弥栄の道ひろむるわざを

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