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2005/07/28

「大東亜戦争殉難遺詠集」 桜花集―戦没者遺詠集― (28)

大塚  要

昭和二十年五月二十五日、陸軍特別攻撃隊第四三三振武隊として沖縄にて特攻戦死。享年二十四歳。陸軍大尉。功三級勲五等。中央大学法学部、学徒出陣。陸軍特別操縦見習士官。(茨城県)

ちはや振る 神の皇國を 護りなむ 仇なす敵に 我が身うたせて

たらちねは 我が日頃を 思ふらむ 君に忠なる 武士になれよと

一すぢに ただ一すぢに 大君の 醜の御楯と 散るぞうれしき

あさみどりの 清く澄みたり 大八洲 よせくる夷の 仇艦沈めて

ふるさとの 鎮守の森で むらひとに のべし決意を 我は忘れじ

我が写真 見て嘆くより 日本の 母と雄雄しく 生きてあれかし

永からん 生命なれども 君のため むだに死せずと 今をよろこぶ

海原に 敵をもとめて 我征かむ 明日を思ひて 今静かなり

破邪の劒 心静に 抜くときに 我に仇する 敵のほふらる

初陣を 明日に迎へて 我楽し 仇艦くだきて 華とちらむぞ

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